HOME |ISSB開示原案の「シングル or ダブル・マテリアリティ」の選択で、主要投資運用機関20社の意見、米欧で分かれる。Scope3開示では地域性にかかわらず二分。Morningstar分析(RIEF) |
IFRS0022キャプチャ

 

  国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が取り組む気候・サステナビリティ情報開示案の対象を、環境・社会が企業価値に与える財務的な影響(シングルマテリアリティ)に絞るか、企業活動が環境・社会に与える影響(ダブルマテリアリティ)も開示するかという議論で、ISSBにコメントを提出した主要20社の米欧機関投資家の判断が、米欧で明瞭に分かれていることがわかった。欧州勢は基本的にダブルマテリアリティ支持だが、米国勢は、シングルマテリアリティ派と、各国国内基準との弾力適用派に二分された。開示する温室効果ガス排出量では、Scope1、同2の義務的開示を大半が支持、Scope3の義務的開示支持は欧州勢中心に8社だった。

 

 主要機関投資家がISSBドラフト案に対して提出したコメントをMorningst……

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