米連邦準備理事会(FRB)は、JPMorgan Chase等の米主要6銀行と連携し、気候関連金融リスクを評価するための気候シナリオ分析の「パイロット版事業」を2023年中に実施すると発表した。銀行の投融資ポートフォリオの気候関連金融リスクを測定、管理するための銀行自身の能力と、金融当局の監督能力を高めることを目指すとしている。気候シナリオ分析を銀行経営や監督業務に盛り込む作業は、欧州中央銀行(CB)等がすでに取り組んでおり、米FRBも本格的に気候リスクに向き合うことになる。
FRBの発表によると、シナリオ分析のパイロット事業に参加するのは、JPMorgan Chaseのほか、Bank of America、Citigroup、Goldman Sachs、Morgan Stanley、……
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