再保険最大手のミュンヘン再保険（Munch Re）は、保険事業をパリ協定の目標と整合させるため、新規の石油・ガス事業等に関連する保険の引き受け及び投資を来年4月1日時点で停止すると発表した。対象とするのは、新規の石油・ガス開発事業、パイプライン等のミッドストリームインフラ事業、それに火力発電所。既存の石油・ガス事業の投融資先についても、2025年1月時点で、2050年ネットゼロへの確約を求めるとしている。

 

　同社は保険会社が提供する保険を引き受ける再保険業務が中心であるため、引受先の保険会社が新規の石油・ガス事業等への保険を引き受けている場合、それらへの再保険も停止することになる。

 

　保険引き受け、投融資の対象外とする事業は①今年末時点で……

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