シンガポールの大手銀ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は31日、2050年までに融資先が抱える温暖化ガス排出量(financed emission)を実質ゼロにする目標の実現に向け、現在、融資の6割を占める石油・ガス、自動車、電力等の6業種の脱炭素化を促進する目標付きと工程表を設定した。また石炭関連事業へのファイナンスは新規だけでなく既存の事業への資金提供も2039年に全廃する。アジアでガス火力や石炭火力を依然、重視する邦銀との違いを強調する形だ。
(写真は、ネットゼロ戦略を発表するUOBの経営幹部たち)
UOBはアジアの主要都市を中心に、中国、欧米を含め世界19カ国で、約500の店舗ネットワー……
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