HOME |EU理事会、「コーポレート・サステナビリティ・デュージェリエンス指令(CSDDD)案」で、銀行に配慮し、銀行をバリューチェーン責任から実質的に除外する修正で合意(RIEF) |
EUcouncilキャプチャ

 

 EU各国は1日、EU市場で活動する一定規模以上の企業に、環境・社会分野でのサステナビリティ対応を義務付ける「コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDDD)案」の対象から金融機関を除外することで合意した。フランス等が金融機関への義務付けを強く反対したためで、金融機関は実質的に自主的対応にとどまる。ただ、同案については欧州議会も審議中で、EU各国内にはフランス等の対応に不満を示す国も少なくなく、最終決着までに波乱も予想される。

 

 同案は、EUが進めるESG等のサステナビリティ対応の一連の法整備のうちで、ガバナンス・フレームワークとなる。今年2月に欧州委員会が指令案を提案した。(同案は、当初、CSDD案と呼ばれていたが、今回はデューデリジェンス指令(Due Di……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン