HOME6. 外国金融機関 |米資産運用大手バンガード、「ネットゼロアセットマネジャーズイニシアチブ(NZAM)」から離脱。同社のインデックスファンドとNZAMが「混乱」引き起こすと。「政治的影響」も(RIEF) |
Vanguard001キャプチャ

 

  米国第2位の資産運用ファンド、バンガード(Vanguard)が、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量のネットゼロを目指す資産運用機関の国際団体「ネットゼロ・アセットマネジャーズ(資産運用者)イニシアチブ(NZAM)」から離脱を表明、各方面に波紋を与えている。同社は運用する資産の8割を占めるインデックスファンドの運用と気候対応重視のNZAMの活動が「Confusion(混乱)」を起こすと離脱の理由を説明している。米共和党系の州当局がESG重視の運用を各州の財務運用から排除する動き等の「政治的影響」を懸念する声もあがっている。

 

 バンガードは、NZAMからの離脱に際して発表したプレスリリースで、創業者のJack Bogle氏の言葉を引用した。インデックスファンドは対象となる株・債……

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