オーストラリアの金融界で組織する「Australian Sustainable Finance Institute（ASFI）」は14日、サステナブルファイナンスのタクソノミー案をまとめた。3月に公表した草案に対する市場のコメントを踏まえ、15の勧告を軸に整理した。基本原則として、国際的なタクソノミー基準等との整合性を踏まえた相互運用性（Interoperability）を重視し、炭素集約産業向けのトランジション・タクソノミーの設定をグリーン（適格事業）、除外（不適格事業）と並べて位置付けた。トランジションを含めることに、同国の金融界等は8割以上が賛同した。

 

　ASFIは傘下に専門家で構成する「技術アドバイザリーグループ（Technical Advisory Group （TAG）」を……

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