HOME |米連邦準備理事会(FRB)、グローバルな大規模銀行(G-SIB)の気候リスク対応を分析。炭素集約産業向け投融資継続の一方で、Scope3やトランジションリスクの把握等にも動く(RIEF) |
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 米連邦準備理事会(FRB)は、グローバルな金融システムの安定に不可欠とされる大規模銀行(G-SIB)30行の気候行動計画を検証したレポートを公表した。それによると、大半のG-SIB行は自らの排出削減の把握のほか、少数の銀行は投融資先の排出量Scope3の把握に着手し始めたが、化石燃料向けの投融資は引き続き「強く」、大きなFinancial Gapを抱えていると指摘した。電力や石油・ガス等の炭素集約産業向けの投融資見直しを30行中24行が始めたとしたうえで、これらの産業のトランジション(移行)のための国際共通基準の必要性を強調している。

 

 (写真は、ワシントンのFRB本部)

 

 FRBのレポートは「What a……

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