世界最大の資産運用機関の米BlackRockの幹部がトランジション（移行）投資を重視する方針とともに、トランジションの投融資商品や定義についての明確化を求める姿勢を強調した。同社は昨年、EUが公表するサステナブルファイナンスベンチマークに基づき「サステナブルフィクスドインカムETF」を運用したことの手応えを評価する中で、気候重視のグリーンボンド等とトランジションの違いを強調。トランジションの定義の明確化により、フィクスドインカム市場の資金がトランジション・アセットに流れ込む可能性を指摘した。

　

　昨年設定したトランジション・フィクスドインカムETFの手応えを指摘したのは、BlackRockのEMEA sustainable indexingの責任者を務めるManuela Sperandeo氏。英Environmen……

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