気候変動対応を金融面から促進するグラスゴー金融同盟(GFNZA)の中核となる銀行のネットゼロ団体「ネットゼロ銀行同盟(NZBA)が揺らいでいる。同団体の創設メンバーの1行だったドイツの環境銀行GLSバンクが、NZBAメンバーの複数の米大手銀行が加盟後、新規の化石燃料インフラ事業へのファイナンスを続けていることに抗議してNZBAから脱退したためだ。同行に続いて他の欧州系環境銀行の脱退も予想される。
(写真は、毎年の気候ストライキでは、GLS銀行の行員が先頭に立って抗議デモに参加する様子)
GFNZAは昨年10月後半、メンバー機関は国連の温室効果ガス削減運動「Race to Zero(ゼロへのレース)」の……
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