気候変動の最悪シナリオを避けるために、金融機関は化石燃料関連投融資よりもクリーンエネルギー投融資を増やす必要があるが、ネットゼロ銀行同盟(NZBA)に署名する世界の金融機関のクリーンエネ投融資と化石燃料投融資の比率(energy-supply banking ratio : ESBR)は「0.92」と、化石燃料投融資が依然多いことがわかった。最悪シナリオ回避には、同比率を2030年までに「4」へと4倍以上引き上げる必要がある。金融機関別でもっとも比率が高いのは英銀のNatWest Groupですでに4を上回る「5.5」の水準。日本勢では野村ホールディングスが全体で3位の健闘をみせ、3メガバンクは僅差で三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の順。
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