英国の大手保険会社のAvivaは、化石燃料関連企業向けの投融資額25億ポンド（約4000億円）を引き揚げた（Divestment）と発表した。 対象となった企業は石炭関連鉱業や火力発電事業を展開する202社と、それ以外の化石燃料企業（石油・ガス等）7社。同社は投融資先企業の脱炭素化を促すためのエンゲージメント活動にも力を入れているが、化石燃料事業からの脱却が進まない企業は、脱炭素化への転換が困難と判断した。金融機関・機関投資家のScope3（financed emissions）の開示が求められる中で、投融資資産の改善を優先したとみられる。

 

　同社は、2021年のTCFD勧告に沿った年次報告（Climate related financial report）で、投融資の対象外とする「……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン