スイスの大手保険、チューリッヒ保険は国連主導でネットゼロを推進するグローバル保険企業団体「Net-Zero Insurance Alliance : ネットゼロ保険同盟（NZIA）」から離脱した。NZIAからの離脱は独ミュンヘン再保険が数日前に宣言したことに続く。ミュンヘン再保険は、業界全体で脱炭素の同一歩調をとることが独禁法上の疑念を招くことを避ける趣旨を理由としたが、チューリッヒは「われわれの資源を顧客企業の脱炭素のトランジション（移行）支援に集中する」と説明している。

 

　すでに両社はNZIAのメンバーリストから外れており、これで同団体の署名機関数は28社となる。日本からは東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディング……

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