英非営利団体のClimate Bonds Initiative（CBI）は、これまでの資金使途を定めたグリーンボンド等のESG債の基準・認証から、企業のネットゼロへの移行計画や、企業がサステナビリティ活動の改善のために発行するサステナビリティ・リンク・ボンド（SLB）等の評価・認証活動に拡大すると発表した。認証範囲の拡大のため、基準となるClimate Bonds Standardsをversion4に改定した。企業のトランジション評価では、現状で「1.5℃」目標に適合する企業としての認証と、2030年までに同目標達成に向けて移行している「Transition企業 」認証とを付与する。

 

　CBIはこれまで、主に気候関連のグリーンボンドの資金使途先（UoP）の適格性を評価・認証してきた……

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