フランス銀行(BoF:中央銀行)は、金融政策以外で保有する総額220億ユーロ(約3兆2000億円)の資産運用での脱炭素化を進めて、パリ協定の「2℃目標」を2021年末で達成したと明らかにした。新たに24年末までに「1.5℃目標」の達成を目指す。目標達成のため、同年末までに、同投資ポートフォリオから、すべての新規化石燃料開発事業を除外する。保有株の議決権を活用し、企業の気候変動対応を求める民間の「セイ・オン・クライメット(Say on climate)」の株主提案に対して、2022年は18件の賛成票を投じたことも明らかにした。
BoFが保有する金融政策以外での資金とは、同行行員向けの退職年金基金や内部の財政ファンド等の合計。これらの資金の運用に際してはこれまでも、内部の責任投資憲章に基……
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