米国の反ESG州のキャンペーンで署名メンバーの脱落が相次ぐ「ネットゼロ保険同盟（NZIA）」から19日までに新たに1社が離脱したことがわかった。これで、一時は32社を数えたNZIAの署名保険会社は19社が脱退し、残っているのは国内保険ビジネスが中心の13社にとどまる。米カナダ等では、気候変動の影響で森林火災が大規模に広がる中で、同火災を含む住宅保険事業から撤退する動きも起きており、反ESGキャンペーンの影響が、保険ビジネスの委縮につながる懸念も指摘されている。

 

　19日までに、NZIAからの離脱したとみられるのは、カナダのケベックに拠点を置くBeneva社。同社は、2020年にカナダのLa CapitaleとSSQ Insuranceが合併して設立された同国最大の相互保険会社。運用資……

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