HOME4.市場・運用 |米ブラックロック。今年の株主総会で賛成指示したESG案件は全体の7%だけ。昨年、一昨年から大きく減少。共和党系の反ESGキャンペーンの「圧力」を意識か(RIEF) |
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  米資産運用最大手のブラックロック(BlackRock)は23日、2023年の投資先の株主総会での対応状況を公表した。ESGに関して各社の株主総会に出された株主提案件数399件に対して、同社が賛成票を投じたのは全体の7%の26件。前年22年の20%、21年の46 %と比べ、大きく減少した。同社は賛成割合が下がった理由を「内容の乏しい提案が増えた」と提案の質の低下を強調した。一方で、米国では共和党系による金融機関向け反ESGキャンペーンが続いており、ブラックロックはその「圧力」を意識して、ESGへの対応姿勢を慎重化したとの見方も多い。

 

 会社側による経営者再任等の人事提案については、89%に賛成票を投じ、合計7万6700人の人事を支持したとしている。ESG関連の株主提案への賛成比率が減少……

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