HOME9.中国&アジア |銀行が抱える産業別「financed emissions」削減目標の設定。シンガポールの3メガバンクが、日本の3メガを凌駕。銀行の脱炭素での「アジアの基準」はシンガポールにあり。報告書(RIEF) |
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  化石燃料発電や鉄鋼等の高炭素集約型産業向け投融資(financed emissions)の削減目標の設定で、「アジアの基準」となる金融機関は、日本ではなく、シンガポールの3メガバンク、とする報告書が公表された。同国のDBS、 OCBC、UOBの3大銀行が設定する高炭素集約産業ごとの削減目標は、電力、石油・ガス等8セクターに及び、日本の3メガバンク全体の5セクターを上回るほか、電力の場合、日本勢の目標設定は2030年だけで、対象GHGもScope1と限定的なのに対し、シンガポール勢は30年と50年の両目標で、ともにScope3も含めるなど、野心的で明確だ。

 

 報告書をまとめたのは、シンガポールに拠点を置く「Asia Research & Engamement(ARE)」。アジア……

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