HOME6. 外国金融機関 |EUの銀行監督局(EBA)、銀行のグリーン&ブラウン資産を自己資本比率規制の「第1の柱」に反映させることを見送り。トランジションリスクを示す移行計画は「第2の柱」の対象に(RIEF) |
EBA003キャプチャ

 

 EUの欧州銀行監督局(EBA)は、金融機関が抱えるグリーン資産、およびブラウン資産の評価を銀行の自己資本比率規制の「第1の柱」(リスク算定)に反映させることの可否を検討していたが、当面、同措置の導入を見送るとの結論を公表した。一方で、銀行のトランジションリスクを示する移行計画については、EUが24年1月から導入する企業サステナビリティ開示指針(CSRD)の対象になる主要銀行が開示を義務付けられることから、開示される移行計画の評価を、自己資本比率規制の「第2の柱」(金融機関の自己管理と監督上の検証)の対象として位置付ける方針だ。

 

 グリーン資産等の評価を銀行の自己資本比率規制の第1の柱のリスクウエイト評価に反映させる「グリーン・サポーティングファクター(GSF)」の導入については、これま……

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