米金融サービス大手のMSCIは、自主的カーボンクレジット（VCM）のデータ分析等の専門会社であるトルーブ・リサーチ（Trove Research）を買収した。トルーブは、企業の気候コミットメントやVCM市場動向の分析等で強みを持つ。MSCIはこれまでの企業向けインデックス算出やポートフォリオ分析の業務に加えて、今後の急成長が見込まれるVCM市場での分析力を強化することになる。

 

　買収額等は明らかにしていない。取引は当局等の承認等の手続きを経て、年末までに完了する見通し。MSCIは2019年、シナリオ分析を使って気候ソリューション分析に活用するカーボンバリューアットリスク（CVaR）モデルを開発したスイスのCarbon Deltaを買収しており、今回のトルーブ買収はそれに次ぐ、カーボン……

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