HOME6. 外国金融機関 |米最大の公的年金「カルパース」。2030年までに1000億㌦をサステナブル投資に充当。financed emissionsを現行より50%超削減。移行計画の無い企業の株・債券は「売却宣言」(RIEF) |
CalPERSキャプチャ

 

 米最大の公的年金のカリフォルニア州公務員退職年金基金(CalPERS)は2030年までのサステナブル投資戦略を公表した。資産運用ポートフォリオの利回りとレジリエンスをさらに高めるため、1000億㌦(約15兆円)強をサステナブル投資に充当することで、同機関のポートフォリオが抱える温室効果ガス排出量(financed emissions)を50%以上削減する。さらにネットゼロに向けて政策や規制を支援し、投資先企業へのエンゲージメントを続ける一方で、信頼できるネットゼロ(移行)計画の無い企業の株・債券について、売却する手順を整備すると表明した。

 

 CalPERSは総資産(今年6月時点)が総額4600億㌦(約69兆円)を超す米最大の公的年金であるとともに、ESG、サステナビリティに配慮した投資……

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