HOME4.市場・運用 |バーゼル銀行監督委員会(BCBS)。国際的銀行の自己資本比率規制(バーゼルⅢ)「第3の柱」で、気候金融リスクの開示案。投融資先に加え、債券等の引き受け先のGHG情報も(RIEF) |
BIS1キャプチャ

 

  銀行監督の国際機関であるバーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、国際的銀行の自己資本比率規制(バーゼルⅢ)での情報開示(第3の柱)案を公表した。銀行が抱える移行リスク、物理的リスク等の気候関連金融リスクが、グローバルな金融システムに及ぼす影響を把握するための銀行監督上の共通開示ルールとすることが狙いだ。開示案では、脱炭素化への移行過程で、銀行が抱える投融資先の温室効果ガス(GHG)排出量の「financed emissions」のほか、担保等とする不動産の気候リスクや、資本市場での債券引き受け業務等に伴う「facilitated emissions」の開示等も盛り込んだ。開示案は、今年6月に公表された国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の気候・サステナビリティ情報開示基準等を補完する形で、広く市場から意見を募った後、2026年1月に実施する方……

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