米テネシー州の司法長官は、資産運用最大手のブラックロック（BlackrRock）が、同社の投資戦略に及ぼすESG配慮の影響度に関して、虚偽または誤解を招く主張をして、消費者を混乱させているとして、消費者保護を理由に同州の地裁に提訴した。同州は米国の反ESGキャンペーンを展開する共和党系州の一つ。ブラックロックが投資戦略においてESG活動を展開し、カーボンフットプリントの高い企業を投資ポートフォリオから排除する等の行動をとって、消費者をミスリードしていると指摘。こうした同社の行動は同州の消費者保護法に抵触するとしている。同社が反ESG活動の州から消費者保護を理由に提訴されたのは初めて。

 

　提訴をしたのは同州司法長官のジョナサン・スクメッティ（Jonathan Skrmetti）氏。18日……

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