国連主導によるネットゼロに向けた銀行の自主組織である「ネットゼロ銀行同盟(NZBA)」から2行目の銀行が離脱した。米地方銀行のBlue Ridge Bank。昨年1月にドイツのGLS銀行が離脱したのに次ぐ。NZBAもBRBも、離脱理由は公表していないが、NZBAの加盟銀行は、加盟後18カ月以内に、2030年目標と2050年目標を設定する規定を満たさなかった可能性が指摘されている。ただ、最初のGLXの離脱は、NZBAの署名大手銀行が、脱炭素の署名をしながら、新規の石油・ガス事業等への投融資を展開する等の「言行不一致」に不満を表明したもので、BRBの場合もコミュニティ密着型の銀行と、国際的な大手銀行の足並みの違いが要因になった可能性もある。
一方で、NZBAには、新たに香港の東亜銀行(B……
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