国際資本市場協会（ICMA）は10日、2023年中にグローバル市場で発行されたグリーンボンド等のESG債の発行総額が、7850億㌦（約12兆3650億円）だったと発表した。前年比5%減となり、2021年のピーク後、２年連続で減少したことになる。このうちグリーンボンドが全体の過半数を占める57%の発行額（4480億㌦）だった。次いで、ESG債の種類別で多かったのは、環境と社会の両分野に資金供給するサステナビリティボンドで全体の19%（1520億㌦）、ソーシャルボンドが17％（1300億㌦）だった。

 

　ICMAのとりまとめは、24年第一四半期レポートで開示した。対象としたESG債は、昨年12月15日までの発行分。それ以降、年末までは発行自体がほとんどないので、ほぼ年間のデータといえる。グロ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン