世界最大の資産運用機関である米ブラックロック(BlackRock)が、「ESG」を、同社にとっての主要なリスク要因として初めて、位置づけたことがわかった。これまで気候関連リスクについては明記していたが、ESGそのものについては、米共和党系州政府等から反ESGの圧力が同社に突き付けられる一方で、民主党系の州当局からは、ESG配慮が少な過ぎる等の反発が向けられる形で、ESGに対する両サイドの要請と、それへの対応がブラックロックの資産運用上の主要リスクになっていることを自ら認定した形だ。
同社は毎期公表する決算資料において、同社の事業運営上の「将来の見通し」に関する記述として、リスクおよび不確実性等に関する主要なリスク要因を列挙している。このほど公表した第4四半期(9月~12月)決算では……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。