HOME6. 外国金融機関 |米資産運用最大手のブラックロック。資産運用上の主要リスクに「ESG」を初めて位置づけ。反ESG派とESG推進派の両方のステークホルダーからの「圧力」増大を懸念(RIEF) |
BlackRock23キャプチャ

 

  世界最大の資産運用機関である米ブラックロック(BlackRock)が、「ESG」を、同社にとっての主要なリスク要因として初めて、位置づけたことがわかった。これまで気候関連リスクについては明記していたが、ESGそのものについては、米共和党系州政府等から反ESGの圧力が同社に突き付けられる一方で、民主党系の州当局からは、ESG配慮が少な過ぎる等の反発が向けられる形で、ESGに対する両サイドの要請と、それへの対応がブラックロックの資産運用上の主要リスクになっていることを自ら認定した形だ。

 

 同社は毎期公表する決算資料において、同社の事業運営上の「将来の見通し」に関する記述として、リスクおよび不確実性等に関する主要なリスク要因を列挙している。このほど公表した第4四半期(9月~12月)決算では……

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