HOME6. 外国金融機関 |米最大の資産運用会社ブラックロックは、「Climate Action100+」から「部分離脱」。米国の本体部門は離脱し、国際部門は残留。「ESGステークホルダーリスク」に対応(RIEF) |
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  米資産運用業界が、ESG推進と反ESGという対立する二つの潮流の間で揺れ動いている。投資家主導の気候イニシアティブ「Climate Action100+」のエンゲージメント強化の路線と、米共和党系政治勢力による反ESGの「圧力」に引き裂かれる形で、大手運用会社2社がCA100+から離脱したが、同様の圧力を受けている米国最大の資産運用会社のブラックロック(BlackRock)は、国際的な運用部門はCA100+の活動を維持するものの、米国本体の国内部門の運用についてはCA100+から離脱するという異例の「内外分離対応」に踏み切ると表明した。

 

 ブラックロックの運用資産額は9.43兆㌦(約1414兆円)。先にCA100+からの離脱を表明した JPモルガン・アセットマネジメントと、ステ……

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