国際資本市場協会(ICMA)は、ESG分野のフレームワークに、取引先企業のエネルギー効率化や電化にコミットすることで排出削減に貢献する「回避排出量(Avoided Emissions : AE)」へのファイナンスを新たに盛り込むためのワーキンググループを発足させた。同排出量は温室効果ガス(GHG)排出量削減の対象となるScope1~3とは別になることから「Scope4」とも呼ばれる。すでに欧州の金融機関が主導してAE削減量を評価するデータベースの構築作業等を進めており、ICMAではそうした活動と並行する形で、ESGファイナンスでの「AE=Scope4」の基準化を目指すとしている。
ICMAが設立を表明したワーキンググループは「Taskforce Green Enabling A……
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