国際的なプロジェクトファイナンスに伴う環境・社会影響を、金融機関が自主的に事前評価する「エクエーター(赤道)原則」から、同原則設立メンバーの米Citigroupをはじめとする米銀4行のほか、日本の三井住友銀行(SMBC)等が離脱したことがわかった。米銀の集団離脱は、米国内での反ESGキャンペーンの「圧力」とみられるが、SMBCは離脱理由について公表していない。同行は昨年、アフリカでの大規模な原油パイプライン事業「東アフリカ原油パイプライン(EACOP)」事業への金融支援を目指していたが、環境NGOの反対運動を受けて断念している。
エクエーター原則は2003年に、Citiや英バークレイズ銀行などが中心になって、国際的なプロジェクトファイナンスを実施する際、事業の環境・社会的影響の評価を……
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