HOME |国際標準化機構(ISO)。金融機関のトランジションファイナンス規格化へ英提案。1年半で成立目指す。気候変動での企業の脱炭素化に加え、自然資本、「ダブルマテリアリティ」視点も(RIEF) |
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写真は、BSIの本部=英ロンドン)

 

  国際標準化機構(ISO)が金融機関のトランジションファイナンスの規格化作業に取り組む。英国の英規格協会(BSI)が明らかにしたもので、ネットゼロに向けた金融機関の国際組織である「グラスゴー金融同盟(GFANZ)」と、英政府の「トランジション計画タスクフォース(TPT)」の両提案を土台とし、電力、鉄鋼等の脱炭素化が困難な産業向けに金融機関が移行資金を供給する際の移行計画を評価する認証規格とする方針。通常のISO規格は成立までに3年ほどかかるが、BSIは、2015年11月にブラジルで開く国連気候変動条約第30回締約国会議(COP30)までの1年半での成案化を目指すとしている。ただ、投融資に伴う移行リスクを十分に評価できる規格となるかがポイントだ。

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