
世界最大の資産運用機関の米BlackRockは、「気候トランジション」企業に投資するETF(上場投資信託)シリーズを立ち上げた。このうち日本企業を対象としたETFでは、投資対象企業の構成比率1位が「型式指定」をめぐる認証不正問題が発覚したトヨタ自動車、2位が、銀行と証券会社の顧客情報共有制限規制の逸脱問題が発覚した三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)で、両社合わせて12%と1割以上の投資構成だ。「気候トランジション」が照準のETFとはいえ、ファンドの立ち上げとともに、不祥事リスクへの備え不足が浮き彫りになった格好といえる。
BlackRockが公表した「気候トランジションETFファンド」は、インデックスファンドとETFから構成されるブラックロックのインデックス関連プロダク……
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