英大手資産運用機関のリーガル&ジェネラル投資顧問(LGIM)は、気候変動に影響の大きい企業を投資先から除外する同社独自の気候変動除外(ダイベストメント)リストに、グローバル資源・鉱業会社のグレンコアと、米国の安売り小売業のTJXの両社を加えた。これにより、同社のダイベストメント対象企業数は16社に増えた。資産運用業界では「ダイベストメントよりもエンゲージメント(企業への関与)」が強調されがちだが、気候影響が大きいにもかかわらず、効果的な脱炭素政策を手掛けない企業に対しては「投資引き揚げ」が重要な選択肢になるとの姿勢を示すものだ。同社は今株主総会で、日本製鉄に対して気候問題でのロビー活動の改善を求める株主提案を提出した。
LGIMは、英リーガル・アンド・ジェネラル・グループ(L&a……
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