英国が主導する形で提案されていた国際標準化機構(ISO)の「金融機関のネットゼロ移行計画」の規格作り作業が、関係国の投票で承認されたことがわかった。同規格は対象となる金融機関に対してISOが認証を付与する仕組みとする。通常のISO規格は成立までに3年ほどの作業期間をかけるが、同規格を主導する英規格協会(BSI)は、2015年11月にブラジルで開く国連気候変動条約第30回締約国会議(COP30)までの1年半での成立を目指すと意気込んでいる。ISO関係者によると、同規格の作業化には日本だけが反対投票をしたという。
ISO規格化作業では、積極的な関係国(Pメンバー)が規格化の是非を判断する投票を行う。今回の「金融機関の移行計画(PWI33212)」については、25か国が投票に参加した結……
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