
英財務報告評議会(FRC)は英国スチュワードシップコードを変更し、投資家が他の投資家とともに投資先企業に働きかける協働エンゲージメント等の行動について、年次報告義務の対象から除外することを決めた。10月から実施する。同改定の理由として、「協働エンゲージメント等がスチュワードシップツールとして重要との認識は継続するが、それらをどこで、どんな環境下で扱うかは署名機関が判断すべき」と指摘している。ただ市場関係者からは、米国で広がる反ESGキャンペーンが金融機関による集団エンゲージメントを標的にする動きへの配慮との見方が出ている。日本のスチュワードシップコードも、「協働エンゲージメント」をうたっており、金融庁の対応が注目される。
FRCは、同コード全体の見直し作業として、「目的」「原則」「……
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