日本、シンガポール、韓国のアジアの主要銀行9行の脱炭素取り組みの進展を比較検証する報告書をシンガポールの非営利調査機関が公表した。日本の対象銀行は3メガバンク。調査対象の主要行はすべてが、2022年に実施した同様の調査に比べ、脱炭素化の道筋の確立、気候関連の目標設定等で前進している、と評価された。一方で、高炭素集約型セクター向けの中間目標の設定では、日本の3メガバンクは石油・ガス部門での設定が遅れ、役員会レベルでの専門人材も欠如している、と評価されている。3カ国の銀行全体の比較では、シンガポールの銀行が先行し、日本が追随、韓国が遅れている状況といえる。
シンガポール拠点の「アジア・リサーチ&エンゲージメント(ARE)」が報告書「Shifting Gears: アジアの主要銀行はエネル……
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