
ネットゼロへの移行を目指す金融機関による国際イニシアティブ「グラスゴー金融同盟(GFANZ)」は、脱炭素へのトランジション(移行)の考慮を、インデックス投資に盛り込むための自主的ガイダンス案を公表、金融機関や市場関係者を対象としたコンサルテーションに入った。草案では、3つのタイプの「移行考慮インデックス」案を提案している。上場株および社債の大部分は、アクティブ運用の資産運用のベンチマークの場合でも、機関投資家のインデックス投資戦略の場合でも、インデックス重視で運用されている。こうしたインデックス運用にトランジション考慮を織り込むことで、パリ協定の「1.5℃目標」達成に必要な移行資金の流れを強化しようという狙いのようだ。
公表された草案は、「実体経済の脱炭素化を支援するためのインデック……
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