
英Climate Bonds Initiative(CBI)はサステナブルファイナンスのセクター別基準として「農業生産事業(作物及び家畜)」分野の改定基準を公表した。新たにサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)、同ローン(SLL)での資金調達を想定して、事業からの温室効果ガス(GHG)排出削減と移行事業の両方に適用できる基準を整備した。気候対策に加えて生物多様性の保全、水の利用と汚染、動物福祉の改善などのセーフガードも盛り込む。世界中で発展するフードバリューチェーンに照準を合わせ、対象事業には、同チェーンで提供される肉や穀物、野菜、乳製品、卵、水産養殖品など43品目をリスト化。これらの生産活動のためのグリーンボンドや同ローンに加え、生産企業の事業運営資金調達に資するSLB、SLL発行時の評価に資することを期待している。
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