世界最大の資産運用会社のブラックロック(BlackRock)は同社のESG投資ファンドの一つである「マルチアセット・インカム・ファンド」を、12月初めに清算する。ブラックロックは、ESG投資をめぐって、米共和党系の州当局から「脱ESG」の圧力を受け続ける一方で、米民主党系州当局や欧州系の機関投資家等からは、気候対応を含む環境配慮の視点が乏しいとして運用資金引き揚げの圧力を受けるなど、板挟みの状態が続いている。今回、同社のESG主要ファンドの一つを清算するのは、ESGか反ESGかのどちらかに組みするものではなく、ファンドの運用資産額が当初に比べ約4分の1に縮小し、ファンド自体の「持続可能性(サステナビリティ)」が失われてきたためと説明している。
英メディアのCitywireによると、同社が12月に清算を予定している……
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Research Institute for Environmental Finance