
ESG債券の一つで、主に日本市場だけで発行されているトランジション(移行)ボンドについて、日本の同市場を担当する資産運用機関等のサステナブル投資責任者が、「現状では『移行』の共通ラベルは必要ない。国際的な標準化作業は、将来的な課題」等との見解を示した。日本市場で発行されている同ボンドと、他の市場でのボンドに共通性がないことを踏まえた発言とみられる。また別の専門家は、日本政府が発行するGX経済移行国債(GX国債)を含む現状の移行ボンドには「スティグマ(偏見、汚名)が伴い、このラベルで市場化したいと考える企業はほとんどいない」とも語った。
英Environmental Financeが、同社主催のサステナブルボンド市場に関する国際カンファレンスに参加した専門家の発言として報じた。移行ボ……
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