
国連主導のネットゼロ銀行同盟(NZBA)は、米国やカナダ、オーストラリアの銀行とともに、日本の3メガバンク等が離脱したことを受け、15日にも、現在の加盟機関のコミットメント(誓約)基準を緩和する改定案についての投票を実施する。現行の誓約は、加盟機関は投融資ポートフォリオからの温室効果ガス(GHG)排出量を遅くとも今世紀末までにネットゼロの道筋に沿うよう移行し、パリ協定の「1.5℃」目標に一致するとしている。改正案では「1.5℃」目標の維持とともに、途上国等の金融機関も参加できるよう「2.0℃」目標等を設ける可能性が指摘されている。緩やかな誓約案を加えることで、現状ではメンバーに加わっていない中国やインド等の金融機関の参加を促し、NZBAの枠拡大を目指すとみられる。
現行のNZBAの……
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