
環境銀行として知られるオランダのトリオドス銀行は、国連主導の「ネットゼロ銀行同盟(NZBA)」が、活動の目標としてきた銀行の融資活動をパリ協定の「1.5℃目標」と整合させる誓約を、「2℃目標」に修正したことを受け、「融資や投資ポートフォリオを1.5℃の地球温暖化シナリオに整合させるために必要な緊急性が欠けることになる」として同盟から離脱した。NZBAの融資目標が厳し過ぎるとして、米銀大手等が集団離脱したことで「誓約」の見直しを強いられたNZBAだが、「1.5℃目標」の遵守を重視する銀行の離脱も相次ぐと、NZBAの「信頼性」の低下に歯止めがかからなくなる可能性もある。
トランプ政権の「圧力」でNZBAから離脱した米国、カナダ、日本等の大手金融機関は、いずれも、NZBA加盟によって実現を……
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