
ゼロエミッションの未来都市づくり等を展開するアラブ首長国連邦(UAE)のマスダール(Masdar)は、同社として3度目の発行額10億㌦(約1450億円)のグリーンボンドを発行した。同ボンドへの投資需要は約6.6倍と、同社の発行としては過去最高の倍率だったほか、投資家層の大層は、同社が基盤とする中東・北アフリカ(MENA)の投資家ではなく、米欧、アジアを含む国際投資家に集中した。米国市場がトランプ政権によって反ESG投資に転じ、グリーンボンド市場も縮小に転じる中で、国際的な機関投資家は優良なグリーンボンド等への投資需要を逆に高めていることをうかがわせる市場の反応といえる。
同社は2023年と2024年にそれぞれ7億5000万㌦と10億㌦のグリーンボンドを発行している。調達資金の使途は、……
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