
EUの欧州サステナブル報告基準(ESRS)の作成を担当する「欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)」は20日、オムニバス法に基づくESRSの簡素化と、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)との相互運用化等に沿ったESRSの改定案を公表した。焦点となっていたESRSの中核基準である「重要性原則」に基づくダブルマテリアリティ基準評価(DMA)については、同基準を維持したうえで、その評価手続き等を大幅簡素化するとした。主な簡素化分野としてDMAを含む6分野への対応を示し、全体で簡素化するデータ件数は50%以上削減できるとしている。
EFRAGは同日、欧州委員会から求められているオムニバス法の一環として、10月31日までにESRSを改定するための技術的助言を取りまとめるための進捗状況を公……
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