今年第3四半期(7~9月)のグローバルなサステナブル投資ファンドは実質72億㌦の流出だった。名目上は550億㌦(約8兆4000億円)という記録的な純流出額となるが、その数字は、年金基金によるブラックロックへの運用委託の入れ替えによるファンドからの流出分が計上されて膨らんだものとして、実質ベースでは72億㌦としている。第2四半期の流入額も当初の49億㌦から62億㌦に修正された。この結果、年初から9月末までの3四半期全体では128億㌦の流出となった。地域別では米国におけるサステナブルファンドは12四半期連続で純流出となり、直近3か月で累計50億㌦超の流出を記録した。ただ、継続的な資金流出にもかかわらず、米国のサステナブルファンド資産は3670億㌦にまで増加し、2021年のピーク水準に並んだ。
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Research Institute for Environmental Finance