中国人民銀行(PBOC)の周小川総裁は、2017年に中国が導入を予定している温室効果ガスの全国版排出権取引制度(ETS)について、中央銀行として全面的に支援するとの姿勢を表明した。また、投資家の参加を促進するため、ETSに関するリスクマネジメントのガイドラインを整備する方針も示した。
周総裁はこうした声明を、最近開いたフォーラムの場で述べた。全国版のETSは中国国家発展改革委員会が準備を進めている。中国で最も強力な機関の一つである中央銀行の賛同を得たことはカーボン市場づくりが大きく前進する可能性が高まった、との見方が出ている。
[caption id="attachment_59559" align="alignnone" width="200"] 周小川総……
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