欧州で広がる石炭関連事業からの投資資産の撤退(Divestment)の裏側で、石炭関連事業を安値で買収する受け皿企業の活動が問題化している。欧州の環境NGOは、これらの企業に対する金融機関のファイナンス停止を求めている。
焦点となっているのは、チェコのエネルギー大手企業EPH(ENERGETICKÝ A PRŮMYSLOVÝ HOLDING )。スウェデーンの国営公益事業会社のVattenfallが保有するドイツの褐炭鉱山と石炭火力発電所を買収する契約を結んだためだ。
Vattenfallは自社のバランスシートから化石燃料資産をDivestment(引き揚げる)することになるが、当該資産はEPHにおいて、継続してCO2を排出するこ……
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