株主総会での議決権行使代行関連ビジネスの大手「Institutional Shareholder Services Inc. （ISS）」がドイツのESG評価格付会社のイーコム・リサーチ（oekom research AG）を買収した。責任投資・サステナブル投資などの分野を強化し、企業向けの総合サービスを展開する。イーコムは昨年、東京都が発行したグリーンボンドのセカンドオピニオンを提供、日本市場でもその厳格な評価が知られている。

 

　ISSによると、ISSとイーコムの両方のブランド力を生かし、買収後の新会社名は「ISS-oekom 」となる。新会社にはISSが現在抱えている責任投資チームも統合される。

 

　ISSはここ数年、ESG、責任投資分野……

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