欧州中央銀行(ECB)は金融政策の対象として、グリーンボンドを対象に加えていることを明らかにした。量的緩和策として採用している資産購入プログラム(APP)による市場からの月次購入対象にグリーンボンドを含めている。ECBは年内にも量的緩和策を終了させる予定だが、グリーンボンドが他の社債と同様に、金融政策の手段とされることは、同ボンドの流動性向上に役立つと期待される。
ECBは2015年3月から量的緩和策として、金融機関の保有国際等の債券を買い入れる債券買い入れプログラム(APP)を実施している。対象債券は、中央銀行や地方政府等が発行する国債などを購入する公的セクター購入プログラム(PSPP)と、一般企業の高格付社債やカバードボンド、資産担保証券(ABS)などの企業セクター購入プログ……
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