国連支援の責任投資原則(PRI)が抱える「デンマーク問題」が一歩、前進した。2013 年にPRIを離脱したNGOの「年金デンマーク(PensionDanmark)」がこのほど、6年ぶりで再署名したためだ。今年の初めまでにPKAなど複数の年金が復帰している。当時離脱した11機関のうち復帰したのはこれで4機関。PRIのガバナンス課題の解消はまだもうしばらくかかりそうだ。
年金デンマークは7月10日にPRIに再署名した。しかし同年金も、PRIも、今回の再署名についてのコメント等は公表していない。同年金は2359億デンマーククローネ(約4兆円)の資産を運用している。
同年金を含む11のデンマークの年金による「PRIへの反旗」が起きたのは20……
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