ドイツ連邦銀行（ブンデスバンク）理事の サビーネ・マウデラー（Sabine Mauderer）氏は、「地球温暖化は重大な金融リスクの源であり、金融システム全体の安定を損なう可能性がある」と指摘、中央銀行が気候変動へ取り組むことの重要性を強調した。またドイツとしてグリーンボンド国債を発行することに前向きな姿勢を示した。

 

　マウデラー理事は、昨年9月に就任した。法律分野からドイツ財務省、ドイツ復興金融公庫（KfW）を経て、ブンデスバンク入り。現在、グリーンファイナンスを促進する中央銀行と金融監督当局の自主的組織「Network for Greening the Financial System（NGFS）」の「グリーンファイナンス拡大作業グループ」の議長を務めている。

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